当てることがすべてじゃない!本当の「よいタロット占い」とその秘訣
今日はzoomで楽しい楽しいマンツーマン・タロットレッスン。
さあやるぜ!って瞬間に生協の配達がピンポン♪
めっちゃ慌てました。
本日の肩書きはタロット講師、滝内彩朕子(たきうちさちこ)です。(肩書きがやたらいっぱいある)
そもそもなんで「当たる占い」がしたいの?
「当てること」が全てではない
タロット占い師さんも、タロットビギナーさんも、ついつい「当たる」占いを意識してしまいますね。
「当てよう」と必死になるあまりプレッシャーになってしまって、かえってタロットが読めなくなっちゃったりもします。
Q.そもそも何で「当たる占い」がしたいんじゃい?
A.クライアントさんに笑顔になってほしいから!
ですよね?
「当たる占い」を意識しすぎちゃってここをうっかり失念してしまう事が滝内も多々ありました。
世の中には「怖いほど当たる!」とか当てることにフォーカスしすぎてる占いの宣伝文句もよくみかけます。
「よい占い」=「当たる占い」
こんな風潮がたいていはびこってますし、実際それも1つの正解です。
でも、なんで当てたいの?
「すごーい!当たってるー!」って言われたらそれはそれは気持ちいいですけれども、そこでとどまってたらただの占いができる承認欲求満たしたい人。
占い師とは言えません。
クライアントさんに笑顔になってもらいたいから、ですよね?
心理学では人間は「他者を喜ばせると自分も喜んじゃう」本能を持っていると言われています。
そんな「人に喜ばれて自分も嬉しいwin-winな占い」、それが本当のよい占いです。
占う側の秘訣はどうすれば純粋に楽しめるかを追求すること。
必死になりすぎるほどその必死さがプレッシャーになり、ストレスを感じてせっかくのすばらしい能力を抑圧してしまいます。
人は楽しめている時が最も能力を発揮できるのです。
占い師も一種のサービス業です
占い師って先生って呼ばれるちょっと特殊なサービス業です。
そもそもサービス業ってお客さまに喜んでいただくお仕事。
世の中みんなサービス業です。
なぜならお仕事は人を喜ばせるような事をして、喜んでいただけた分お金をいただけるもの。
これから風の時代になって「集団の時代」から「個人の時代」にシフトしていく分なおさら
「お給料」=「我慢料」
ではなくなってきます。
そもそもお客様は神様じゃなくて自分と同じ人間ですからね。
(たまーに「お客様は神様だぞ!」って威張りちらす人いるらしいですけど、真の神様は自分のこと神様だぞ!なんて言うような器じゃねーよってつっこみたい)
人間はそもそも神様じゃない。
てゆうか神様クラスの器の人だったらとっくに魂の学び終わってて地球に産まれてないです。(急にスピリチュアル)
地球に産まれてる時点で人間です。
何を言いたいかって、人間は不完全な存在。
完璧じゃない、悩み多き存在です。
人間だもの・・・みつを
「銀座まるかん」の創業者、ずっとお金持ちでいすぎて納税王なんて異名を持つ斎藤一人さんがおっしゃってましたが
あのお釈迦様でも悩みをなくす事は不可能だったそうです。
あのお釈迦様でも悩みをなくすために死ぬ直前まで修行しても悩みをなくす事は不可能だったそうです。
なんか片付いても他のなんかで悩む。それが人間。
悩みにも程度がありますけど、特に私みたいな個人でやってる占いにわざわざいらっしゃるクライアントさんはたいてい何か根深い悩みを持っていらっしゃいます。
その悩みは私が「心の足かせ」と呼んでいる幼少期の心の傷だったり、トラウマだったり、過去生からのネガティブなパターンがその人の心の深いところにあって
ず〜っと長い間自動的に心の負荷を発生させている課題がひそんでいることも少なくありません。
明るく振る舞ったり口もとでは微笑んでいても、どこか目がつらそうだったりします。
今日のタロットレッスンで受講生さんがクライアントさん役に連れてきてくださったご友人も、最初はそんな感じでした。
そんなクライアントさん役の方が、見た感じで分かるくらいすっきりとくつろいだ笑顔で「見える世界がちがいます!」とまで言ってくださいました。
なんて素敵なビフォーアフターでしょう!
受講生さんはクライアントさん役のご友人に、そんな素敵なタロット占いをご提供できて満面の笑顔でした。
これぞ本当の「よい占い」!
個別の占いの最初の質問は
「付き合っている彼の気持ちが知りたい」とか
「全体運を見て欲しい」とか
「次にパートナーができるのはいつですか?」とか
たいていそんなよくある質問です。
でもその奥には
「なぜかいつも幸せな恋愛ができない」とか
「頑張っているのに、なぜかどれもうまくいかない」とか
「なぜかパートナーがいないと焦ってしまう」とか
ご本人も気づいてなかったような悩みがあったりします。
今日のクライアントさん役の方も「来年どんな年になるのか、気をつける事はあるか」
ざっくり言うとそんな感じの質問でスタートしました。
詳しい内容は伏せますが、受講生さんが一生懸命すばらしい占い結果を出してもご友人の表情が晴れることはありません。
でもそこからテーマが浮上して深掘りがはじまって、ご友人の「心の足かせ」の部分が明確になり、それに対してどうすればいいのかとさらにタロットをひいていきます。
タロットへの質問のしかたや占いの進め方は多少サポートしましたが、受講生さんの占いはとてもすばらしいものでした。(本人はできてる事にまだ気づいてないようでしたが笑)
常に一貫性があって、詳しく詳しく掘り下げていったものが最初に出した占い結果につながったりして
ご友人も「そうか!なるほど!」と大きくなにかが腑に落ちたご様子でした。
そんな風に「気づき」を得ると問題が問題じゃなくなったり、ぐっと心が楽になったりします。
最終的にご友人は受講生さんのもはやセラピーと言えるタロット占いによってこわばりが解けてとてもくつろいだ素敵な笑顔になってくださいました。
受講生さんも最初こそ「ちゃんとタロット読めなきゃ!」とか「当てなきゃ!」とかプレッシャーでいっぱいでしたが
サポートしていくにつれてだんだんとプレッシャーから自由になって
「人に喜ばれて自分も嬉しいwin-winな占い」を成し遂げられました。
最後は「おもしろかったです!」と明るい笑顔でした。
このテーマに気をつけたらまだまだ伸びるだろうなと感じた課題も受け取っていただいたので、今後もとても楽しみです。
初級編の時からひとつひとつとても熱心に取り組んでくださるので、教える方もとてもやりがいを感じる受講生さんです。
余談
タロットって意味覚えるのが大変そうと遠巻きにされている方もきっと多いと思いますが
この受講生さん、タロットの意味は覚えてません。
タロットの意味を覚えるのは興味がわいたタイミングでいいんです。
まずはタロットが読めちゃう楽しみ、タロットを読んで喜ばれる楽しみを味わうことが先というのがお多福堂のタロット講習です。
今日のタロットレッスンは占った側、占いを受けた側、お二人ともめちゃくちゃいい笑顔で
レッスンした側の私の方も、私とはまた違った受講生さんの鋭いリーディングで勉強させていただいたり
クライアントさん役のご友人のこわばりがだんだんと解けていってくつろいだ笑顔になる瞬間に立ち会えたり
それはそれは楽しすぎて終わった後もしばらくテンション高かったです(笑)
人は楽しんでいる時が最も能力を発揮できる生き物。
今日のレッスンはきっと私たち3人にとってそれぞれ大きな収穫のあるレッスンでした。
受講生さんがくださったご感想です(^-^)